Vol.31 ハザードマップと不動産鑑定について
平成21年5月15日
1.はじめに
2008年夏に愛知県岡崎市を中心した集中豪雨により、約1300戸の浸水被害が起こったことは、まだ記憶に新しいところでございます。その後岡崎市では、洪水による被害を回避するための「ハザードマップ」を制作し一般に公開されています。
地球温暖化による異常な自然現象による被害は近年増加傾向にあり、私たち人類も十全に防備と危機管理をしなくてはいけません。
不動産鑑定の世界でも、とくに銀行の担保評価においては「水害リスク」というものを評価に織込んでいるところもあり、さまざまな評価上の問題点を含むものの、このような評価態勢は近い将来グローバルスタンダードになっていくのではないでしょうか?